今週のそらのことば(2018/04/13)

card no.68

晴れて穏やかだと思えば、風が強くなり、雨かと思えば、薄日が差したり。自然は、刻一刻と姿を変え、表情を変えては移ろいゆきます。

幼い子どもたちを見ていると、笑ったと思えば怒り出し、泣いたと思ったら、あっという間に遊んでいます。
刻一刻とくるくると表情を変え、一秒も止まっていてはくれません。

ひょっとして、私たち大人もそうなのでしょうか?

私たち大人も、日々様々な感情に動かされて
あぁでもない、こうでもないと、思いを巡らせては、楽しいと言い、しんどいと言い…。
ほんとうは、刻一刻と変わっているものなのかもしれませんね。

今日は5日の清明から20日の穀雨の間です。
春分から温まり始めた大気が、穀物たちに恵みの雨を降らせようとする季節。

あなたの中の、どんな種に水を撒きたいですか?
あなたの中の「ほんとう」は、どちらに伸びたいと願っていますか?

今日のカードはこちら、68気前の良さ。

琴座は分離の象徴と、私には感じられるのですが、分離とはまた成長のひとつの過程であるとも捉えられます。

私たちはそれぞれが分離し、「個体のひとつ」として生活しています。
ですが実は、私たち「ひと」という個体は、他の者がなければ、自分という存在を確認することができません。

ここもまたパラドクスですが、源から分離を選び、敢えて個体となった私たちは、個体となったからこそ、強く他者を必要とする存在になったのです。

私たちは生きている限り、誰かから何かを与えられています。

気前の良さとは、奪われることへの恐れと呼応しています。
私たちは安全で満ち足りている時にはその気前の良さを発揮できますが、自分が安全でない、足りていない、と思う時には、他者へ与えることができません。

ですが、ここで問われるのです。
「自分が足りていない、それは本当ですか?」

お金がない、教養がない、美しくない、若くない。
それらは、ほんとうに本当ですか?

もし、本当だと感じるなら
足りないままの自分には、なにが与えられるのか
考えてみましょう。

もし実は、足りている、満ち足りている、そう感じるなら
もっと受け取ってみましょう。
もっと受け取って、もっと与えていきましょう。

与えること、受け取ることをご自分に許可していくと
内なるバランスが保たれていきます。

誰しもが、ひとりでは足りない存在です。
足りない自分のままで、世界へ差し出す勇気が
あなたを満ち足りた存在へと引き上げてくれる鍵となります。

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